多分今も
家のどこかに潜んでいる
封印したくなるようなムービーがあります
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アンガーマネジメントを全く知らなかったあの時でさえ
「あちゃー」と目を覆いたくなり耳を塞ぎたくなった
自分の怒っている姿
今思い出してもゾッとします
それは
3歳の娘がテーブルに置いてあったコップを倒して
水がこぼれたのに気づいた私が
ものすごい剣幕で怒っている姿
しかもそれは自宅ではなく
夫の実家だったのです
大きな声で怒鳴り
半ベソをかく幼い娘と
あまりの剣幕にドン引きしている夫や義理の両親
気のせいや思い違いではなく
紛れもなく私の姿でした
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時間が経ってその映像を見るまで
自分があんな怒り方をしているとは思ってもいませんでした
ですが
客観的に見たとき
(あれはイカンな)
そう思ったことは強烈に覚えています
だけど
怒ることを止められない
一旦怒り出すと自分では手を付けられない
気の済むまで怒りを吐き出さないと終われない
完全に
怒りに支配され
振り回されていた状態だったのだと思います
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怒りたくない
怒るのをガマンしなくちゃ
だけどここで怒らなかったら大変なことになる
だったら怒るしかないよね
アクセルとブレーキを同時に踏み続け
自分でもどうしたらいいかわからず
苦しくて悲しくて寂しくてどうしようもなくて
そんな時間の連続でした
その後アンガーマネジメントに出会い
怒りは必要な感情であるということ
怒る必要のあることとないことの線引きが大切であるということ
怒ると決めたら具体的にどういう行動を取るのかということ
それらを学ぶことになります
中でも
怒ってはいけないのではなくて
上手な怒り方をすればいいだけ
その言葉にずいぶん救われた気がします
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今現在も
怒る必要があるときには
上手な怒り方ができるようになることを目指して
日々トレーニング中ですが
たとえば
車の運転時にドライブレコーダーがあることで
事故の原因がわかったりトラブルを防ぐことができるだけではなく
自分自身が安全運転を心掛けていられるのと同じように
自分が怒ると決めたときには
その後立ち振る舞いがより安全なものになるように
そこにいるもうひとりの自分がビデオカメラを回している
そんなイメージを持ってみようかなと思います
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)
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